神棚と神社

現代の日本人は宗教と縁の薄い生活をしているようにみえますが、毎年のお正月や人生の節目に神社にお参りする人は多いものです。せっかく神社で求めたお神札だから、神棚にお祀りしたいという人もいます。

神棚を検討している人の中には、「家のインテリアに合う神棚が欲しい」と考える人もいるのではないでしょうか。
その場合は現代的でシンプルな神棚も選択肢となりますが、神棚の本来の意味を考えると、最善とはいえません。

この記事を読んで伝統的な神棚の形や材質の由来や意味を知り、神様をお祀りするのにふさわしい神棚を選んでいただくための参考にしてください。

1.神棚の形

神棚の形は、神社を模している
伝統的な神棚は、なぜ和風の外見をしているのでしょうか。
神棚は、神様をお祀りする神殿である神社を模しているのです。
例えば上の神棚は、神社のなかでも最も位が高い伊勢神宮(内宮)の形を再現しています。
屋根の傾斜にゆるくカーブがつけてあるのは、伊勢神宮の茅葺き屋根の丸みを表しています。
神棚を「お宮」と呼ぶのは、神棚も神様をお祀りする神殿であるからなのです。

お神札は神棚=神殿の中に入れるべきもの
「モダンな神棚」と称している神棚の中には、棚板の上にお神札をむき出しのまま置き、榊や神具を横に置いてお祀りするタイプのものがあります。お神札のお祀りには「絶対にこうしなければならない」という決まりはないとはいえ、これは望ましいお参りの仕方とはいえません。
ご本尊を拝観し、拝むことが一般的な仏教寺院と異なり、神社の多くではそのご神体を拝むことはできません。神聖な神様を直接目で見ることは不敬とされているのです。神様に捧げられ、神様の力が宿ったものとされているお神札も同じように考えるべきでしょう。つまり、人目にさらしておくのは望ましいお祀りの仕方ではありません。神殿である神棚の、扉の奥にお守りするべきでしょう。

2.神棚の材質も神社に準じたものを

形だけでなく素材も、本来の神棚は神社に準じたものを使用していることをご存じでしょうか。
伊勢神宮に使われているのは、木曽のヒノキです。ヒノキは「霊(ヒ)の木」が名前の由来といわれており、神様をお祀りする神殿にふさわしい木とされています。
神棚を求める際は、使用されている木材にも注意を払ってみてください。日本の神様をお祀りするのにふさわしい材質の神棚を選べば、より神様に喜んでいただけるはずです。

3.まとめ

日々の生活で神様を敬い、お参りすることは大変立派なことです。さらにもう一歩進めて、神様を敬うという観点から、望ましいお祀りの仕方を考えてみてはいかがでしょうか。
伝統的な神棚でなければだめ、ということはありませんが、神様をお祀りする場としてふさわしい神棚を選んでいただきたいと思います。
お住まいにふさわしい神棚を選ぶのに迷った際は、仏壇通りの店舗にご相談ください。知識豊富な担当者が、ご満足いただける神棚選びのお手伝いをいたします。

– 取材協力店 –

株式会社 みす平總卸店

店長:前田 裕平
・神職正階階位證(國學院大學)

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