お仏壇が届くまでの供養

葬儀の後に仏壇を購入する場合、四十九日の法要までに用意するのが望ましいといわれています。
四十九日の法要では、白木の位牌から塗りの本位牌に替え、魂入れ(たまいれ)の供養を行います。
その際に、お仏壇のご本尊の開眼供養も行うのが一般的です。
一方で、故人を祀るお仏壇は心をこめてじっくり選びたいと考える人も多いでしょう。

この記事では、お仏壇が届くまでの故人の供養はどのようにすべきかをまとめました。

1.四十九日までは中陰壇にお祀りする

葬儀の後から四十九日の間は、死者が仏の裁きを受ける期間(中陰 ちゅういん)とされています。
この期間は、遺骨や遺影、位牌は仏壇には祀りません。中陰壇(ちゅういんだん)と呼ばれる専用の祭壇にお祀りします。
中陰壇は白木やボール紙製で、多くの場合、その費用は葬儀のプランに含まれており、葬儀社が用意してくれるので、遺族が準備をする必要はありません。
ただし、レンタル品の場合は四十九日の法要が終わったら葬儀社に返却します。

中陰壇には、この期間専用の白い花立て、香炉、燭台を用意します。
また、精進料理やお供え物を絶やさず、毎日お線香をあげるなどして、故人を偲びます。

2.四十九日以降もお仏壇がない場合のお祀り

四十九日には、白木の仮の位牌を塗りや唐木の本位牌に改め、住職や僧侶に魂込めの法要を行っていただきます。
本位牌と一緒に新しい仏壇が用意できれば、仏壇のご本尊の開眼供養も同時に行います。
以降は仏壇に本位牌をお祀りし、日々の供養を行います。

四十九日の法要までに仏壇が用意できない場合は、仏壇が届くまでの祭壇を新たに設けます。
たとえ一時期でも、位牌を床に置くことは避けましょう。
高価なものでなくても構わないので台を用意し、布などをかけ、仏となった故人の位牌を置くのにふさわしい場を整えましょう。

四十九日までに使用していた白い仏具は、四十九日以降は使いません。
仏壇が用意できなくても、「三具足(さんぐそく)」と呼ばれる花立て、香炉、燭台の3点と、おりんは必ず用意しておきましょう。

なお、中陰壇をそのまま使えないのかと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、中陰壇の白や銀などの色は、四十九日以降のお祀りにふさわしくありません。
せめて色の布で覆うなどするとよいでしょう。

3.まとめ

「これは」と思える仏壇がなかなか見つからない方のために、仏壇を購入するまでの供養についてまとめました。

お仏壇こそが位牌を祀り、故人を偲ぶ場としてふさわしい場であることは間違いありませんが、かといって、購入を急いで後から後悔することは避けたいものです。仮の祭壇でも、必要な仏具を揃えて心をこめてお参りをすれば、ご供養として不足はありません。急がずに、本当に納得のいく仏壇をお求めください。

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