お役立ち「Q and A」

お位牌について

先日父が他界し葬儀を終えました。四十九日法要までに何が必要ですか?
まずはお位牌を作りましょう。お寺様の檀家になっているご家庭の場合、四十九日法要で本位牌の開眼供養を行います。あらかじめ仏具店で「塗位牌」or「唐木位牌」を購入しておきましょう。
お位牌に宗派は関係ありますか?
位牌の形に関しては関係ありません。戒名等はもちろん関係あります。(真言宗・天台宗・浄土宗ならば梵字が付くなど)位牌に関しては様々な形状のものがあります。毎日手を合わせて拝む仏様の物ですからご家族皆様で気に入った形のものを選んでください。寸法は仏壇の大きさとの兼ね合いがありますので事前にご自宅の仏壇の大きさを測っておきましょう。
自分の家の宗派が分かりません。
お寺様に聞きましょう。檀家になっているお家の方ならお寺様に聞けば分かります。檀家ではなく霊園などにお墓をお持ちで決まったお寺をお持ちでない方は付けた戒名等から判断することもできます。
お位牌を拝む際はお経を唱えるものなのでしょうか?
目を閉じて合掌するだけでも良いです。ほとんどの一般の方はお経を唱えることは難しいことです。合掌するだけでもかまいません。以前お寺様に戒名を三回心の中で唱えると良いと教わりました。三回というのは仏教的に良くある決まり事なので故人のご供養には良いと思います。「三」に関して、仏教では「仏」(仏様)「法」(その教え)「僧」(伝え広める僧侶、教団)を持って「三宝」という考え方があります。香炉などの足が三本など。
お位牌のお手入れはどうしたら良いですか?
毛バタキ等でホコリを叩く程度で構いません。布などで拭いたりすると戒名文字が擦れたり位牌本体の金箔などが剥がれたりしてしまいます。余りにも汚れがひどい場合は専門店にご相談ください。

仏壇について

仏壇の購入を考えていますが初めてなのでよく分かりません。
設置する場所を決めましょう。仏壇の大きさは大小様々です。まずは置き場所を決めて寸法を測ってから検討しましょう。その際高温多湿な場所や直射日光があたる場所は極力避けた方が末長くお使いいただけます。
置き場所の方角は関係あるのでしょうか?
北向き以外ならば良いでしょう。仏教の考え方に西方浄土、東方浄土というものがあります。これは西の方角と東の方角に極楽浄土がありますよという考え方なので西向きか東向きがベストです。置き場所としてはなるべくご家族の集まる賑やかな場所の方が故人とっては寂しくなくて良いかもしれませんね。
仏壇や神棚を家に納品してもらう日取りは関係ありますか?
お客様のお気持ち次第です。縁起物という考え方からはもちろん大安吉日が良いと思われますが特に良い日取りなどは決まっておりません。ちなみに仏滅、友引は避ける方が多いです。
新しい仏壇に対して開眼供養などは行うべきなのでしょうか?
お寺様の意向などによりそれぞれ違いますので御住職に相談しましょう。仏壇=家具でもありますのでそれに対してお経はあげなくても良いという考えもありますし、新しく仏壇を買い替え、仏様ご先祖様に失礼がないよう改めてお寺様にお経をあげていただくという考えもあります。
古い仏壇の処分はどのように行うべきでしょうか?
専門店にお問い合わせしてください。お店によりますが処分してくれます。ただし本尊、掛軸、位牌、巻物等は処分し兼ねることもあります。その場合はお寺様などにご相談ください。
仏壇の多くは黒丹、紫丹という材質が使われていることが多いようですが何故でしょうか?
一節によれば火事が起きてもなるべく燃えない素材を用いた為と言われています。お家の中で失ってはいけない大事なご本尊、ご先祖のお位牌を守り納める家具ですから丈夫で燃えづらい黒丹紫丹を使用し始めたのでしょう。昔は金庫代りに使っていたなんて話もあります。木造家屋の大黒柱に黒丹が使われるのもその性質が丈夫でしっかりした素材だからかもしれません。ちなみに黒丹はカキノキ科の銘木で名称が「コクタン」です。別名エボニー。歪んだりすることが許されない楽器の部品などにも多く使われます。
仏壇の「張り」と「ムク」の違いが分かりません。
単純に仏壇に対し使用する素材(黒丹紫丹等)の量の多さです。張り=少ない、ムク=多い。総ムク→四方練→三方練→二方練→前面張→総張りの順に量が少なくなります。価格も同じ順に安くなっていきます。
仏壇と神棚は同じ部屋に飾っても良いのでしょうか?
問題ありません。伝統的に日本は神仏混合という考え方がありますのでかまいません。勧んで飾ってください。

神棚について

新しく神棚を設置しようと思います。どちら向きに設置するのがよいですか?
どちらに向いても問題はないのですが一般的には東向き南向きが良いとされています。
神棚を購入したいのですが購入時期などの決まりはありますか?
いつでも大丈夫なのですが、新年を迎える際や、お祝い事、新築や引越しのタイミングで購入される方が多いです。
色々な大きさの神棚があるようですが選び方のコツを教えてください?
神棚(棚板)には桧製と外材製のものがあります。やはり神様をお祀りするものですから国産の桧にこだわりたいものです。サイズはお飾りするお部屋の大きさとのバランスを考えてお選び頂ければ好いと思います。お店の方に相談するのもよいでしょう。
お宮の種類について教えてください。
お宮には1枚扉のものと3枚扉のものがあります。お宮の扉の中には、神宮大麻(天照皇太神宮)、氏神様、崇敬神社の3柱の神様をお祀りしますので、1枚扉のお宮をご使用になる場合は手前から、神宮大麻、氏神様、崇敬神社の順に、3枚扉のお宮をご使用になる場合は中心に、神宮大麻、向かって右側に氏神様、左側に崇敬神社の御札を納めます。
神棚(お宮)を新しくしようと思います。古いお宮の処分はどのようにすればいいでしょうか?
永年皆様をお守り下さった神棚ですので、今までありがとうございましたの気持ちを込めて神社にてお焚き上げをお願い致します。その際、お焚き上げ料を添えて頂くのが作法となります。

祖霊舎について

祖霊舎とはなんですか?
ご先祖様を神様としてお祀りするためのお宮です。神道ではご先祖様を自分達を見守って下さる神様として考えます。ただ、一般的な神様よりも位が低い為、神棚ではなく祖霊舎と言う社でお祀りします。祖霊舎は神道の「偽りのない姿のもの」でお祀りすると言う考えから塗装のされていない桧製のものが正式なものとなります。塗装がされている神徒檀と言う商品もございますが仏壇の神徒版の様なもので桧製の祖霊舎の代わりとして使用する商品です。
祖霊舎の購入時期について教えてください。
一般的に50日祭〜100日祭の間がひとつの目安となります。
霊璽(れいじ・霊代)とはなんですか?
仏教で言う位牌にあたるものです。仏教との違いは、家族を守る神様となったご先祖様の霊が宿る依代となるため、万が一人の目に触れたとしても大丈夫な様に鞘と言う蓋が着くところが特徴です。もちろん神様が宿るものですから桧の白木造りです。タイプとしましては1体型と10体祀れるクリダシ型とがございます。
霊璽の祀りかたについて教えてください。
仏教では仏像など参拝の対象となるものを目で見てお参りします。位牌も同様に人の目にさらされた状態でお飾りしますが、神道では神様は目に見えない存在で、見えないからこそその力の大きさが感じられると考えます。ですので、ご神体などは人の目に触れぬよう扉の中に納めます。霊璽に宿るご先祖様も目には見えない神様です。祖霊舎の中に大切に納め扉の前の神鏡にその姿を想い描いて手を合わせます。

お神札について

神棚を設置すれば神様をお祀りしたことになりますか?
いいえ。神棚は、神様をお祀りするための小さな神社です。神棚のご神体にあたるお神札を収めてこそ、神棚をお祀りする意味があります。
お神札はどこで手に入れるのですか?
天照大神をお祀りする伊勢神宮が奉製し頒布しているお神札=神宮大麻をまず神棚にお祀りしましょう。神宮大麻は、日本の主要な神社でいただくことができます。地域の神社や家が崇敬する神社や、とくに崇敬する神社があれば、お神札を求め、神宮大麻と共に神棚にお祀りしましょう。
お神札の収め方は、Q&Aの「神棚について」の項目をご覧ください。
神棚に収めたお神札は、ずっとそのままでいいのでしょうか?
お神札は毎年新しいものを神社で求め、古いお神札は神社にお返ししましょう。新しいお力をいただけます。

神具について

神具とはなんですか?
神饌(しんせん、神様に捧げるお供物)を入れる、専用の容器のことです。
神具にはずいぶん種類があるようですが、どの神具をどの程度揃えればよいでしょうか?
すべての神具を必ず飾らなければならないわけではありませんが、最低限以下は揃えておくとよいでしょう。
  • ●皿(かわらけ)・・・米と塩を盛る
  • ●水器、水玉(すいき、すいぎょく)・・・水を入れる
  • ●瓶子(へいし)・・・酒を入れる
  • ●榊立(さかきたて)・・・榊を生ける

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